奥州街道歩きの4日目&5日目で、五街道の奥州道中踏破です。
江戸幕府の道中奉行が管理した五街道は、残すところ甲州道中のみとなりました。
1日目は鍋掛交差点から寄居本郷まで。
歩いた距離は寄り道含めて23.3km、7時間35分の旅。
歩数は29,833歩。
2日目は寄居本郷から女石追分まで。
歩いた距離は寄り道含めて19.4km、6時間35分の旅。
歩数は24,802歩。
まずは1日目。
1日で鍋掛宿・越堀宿・芦野宿の3宿を通りました。
3宿とも宿場の面影はなく、鍋掛・越堀は小さな集落で、家並みがあっという間に終わってしまいます。
鍋掛・越堀よりも大きい芦野宿も宿場の面影はないですが、芦野には江戸時代から続く老舗があって、お目当ての鰻を食べることができました。
そして間の宿・寄居本郷で1日目の旅はおしまい。
寄居本郷は最寄り駅の豊原駅まで3km弱。
バス路線がないので駅まで歩きます。
泊まりは前回日帰り湯で利用したホテルアライで、また同じ那珂川温泉に浸かりました。

(越堀宿の桝形跡)
そして2日目。
寄居本郷から下野国・陸奥国の国境を越えて白坂宿。
鍋掛・越堀は県道、芦野は町道だけど、白坂・白河は国道沿いなので車の交通量が多く、写真撮影が大変。
白坂宿と白河宿はあまり予習する時間がなくて、宿場内の神社仏閣には寄らなかったため、終点の女石追分に思ったよりも早く着きました。
今まで歩いた五街道の街道は、東海道・中山道とも三条大橋、日光道中は神橋で、3街道とも橋が終点でしたが、奥州道中は道標も案内板もなく、何の変哲もない二又の分かれ道が終点。
日程も5日と短く、あっけない終わり方です。
まあ、女石の追分は道中奉行管理の区間が終わりということだけで、奥州街道としてはまだ先が続きます。
五街道を歩き終わってから続きを歩こうと思います。

(奥州道中の終点:女石追分)
今回は秘密兵器を用意しました。
ひとつはヘッドランプ。
今まで日の入りを過ぎて暗くなってから終点に着いたことが何回かありました。
足下が暗くて道路の縁が分からなかったり、車に自分の存在を知らせた方がイイだろうと思って買いました。
1日目の終点:寄居本郷〜豊原駅まで3km弱の道のりで使用しました。
真っ暗だと心細いけど、ある程度明るいと安心して歩けます。

(こんなに暗くなってから左折して3km先の豊原駅まで歩くんです)
もうひとつはハンディ鎌。
喜連川宿で藪漕ぎの廃道を歩いた時に、足下にまとわりつく草を刈れたらイイなと思いながら歩きました。
今回の行程では蛇行した旧道跡や廃道がいくつかあるので用意しました。
実際は草木を鎌で避けるのがメインで、草を切ったのは数回ほどですが、鎌を持っていると気が大きくなり?ガンガン進めました。(^-^;
折り畳めばズボンのポケットに入るので邪魔になりません。

(藪に埋もれた史跡:明治天皇夫婦石御野立所)
10月に入ってから,台風が来たり,雨が続いたりで
大変でしたね。
それでも,前回に鍋掛まで来ていたおかげで,
女石ゴールとなりましたね。お疲れ様。
寄居で一日目を終えるなんて,思い切りましたね。
ヘッドランプをつけて歩くなんて,富士登山並です。
すごい。
鎌,途中で職務質問されなくて良かったですね。
何とか一気に歩けてヨカッタです。
12月になったら今より日が短くなってしまいますしね。
歩く前に計画を練っていた頃、宇都宮〜白河を5日で分けたら、4日目は寄居本郷が終点だったんです。
駅まで歩いて3kmもあるのでなるべく避けたかったんですが、まんまと豊原駅まで歩くことになってしまいました。
もう少し頑張って白坂駅なら1.2kmだったんですけどね〜。
ヘッドランプは時々あったらイイなと思っていましたが、鎌まで持つようになるとは思いませんでした。(^-^;
職質対策で藪の写真をたくさん撮っておこうと思います。(^-^;